2月の初め、滋賀県余呉湖のほとりで大変な美食を出すお店にゆったりと一泊すると言うスーパー贅沢をやりました。
贅沢すぎて、親にここに行った話をできていない。そっとブログに書きます。
余呉駅に行く前に、長浜駅で降りて軽くその辺を見て回ることにした。
職場の人に、長浜でちょっと観光するんですよね、ラーメンあるのかな?て言ってたら、それは…九州やね!て言われて、ワハハ…そうだったのか…。って笑った。
長浜ラーメンの長浜は福岡県のことらしい。
でも滋賀県長浜市の物産コーナーにも福岡県の長浜ラーメンが売ってあったから(勘違いしている人向けだ)と思ってちょっと面白かった。
長浜駅には直結で淡水魚のプチ水族館コーナーがあって、ちょっと良い。
えきまちテラス長浜というようです。
穏やかそ〜な魚がいっぱいいた。
地図を見ていたら、駅すぐに中嶋菓子店と言うケーキ屋さんがあって、ちょうど開店する頃合いだったので、サクッと行って焼き菓子でも買おうよ〜と向かってみたら。
路地から、「同じ紙袋を持った人」がぽつぽつと出てくるのが見えて、おっ……これは……と思ってお店まで行ったら、既に軽く列ができていて、しかも明らかに地元の人が続々と買いに来ている様子だった。
あっこれは……もう店に入る前から既に”名店”の気配がする……!!と
ワクワクしながら並び、焼き菓子だけでなく生ケーキも買い、その辺りで食べました。
私はショートケーキにしたんですがこれが本当にすっごく美味しかった。多分朝イチだったのも良かった。生クリームが出来立ての味だった。
ここで買ったレモンケーキも、美味しすぎて即食べだったため写真が無いけど待って!うまっ!!てなるくらい美味しかった。
今はやってないみたいだけど、いつかレモンケーキだけでも通販解禁してくれんかな……と密かに期待している。
長浜は秀吉ゆかりの地なので千成瓢箪のマンホールがある。
ガラス屋さんなどを見ながら、海洋堂フィギュアミュージアムに入館した。
まず一階の物販にちょっと珍しいガチャガチャやフィギュアがたくさんあり、
天井にはああっ女神さまっがあり、展示コーナー入り口にはラオウがおり……
入館料を払うとプレゼントとして好きなガチャガチャを引かせてもらえる。
私は悩んでテディベアのガチャガチャを引いたらけっこう可愛いやつが出たので良かった。わりと渋いデザインが多くて「これが出たら持て余す」と言う気配もあったので危ないところだった。
インテリアに馴染むテディベア。
中にはとにかくたくさんのフィギュアが展示されてて、すごかった。
こういう、ジオラマケースの中の観客っぽい役割でよつばと!がよく置かれていた。
その感じで置かれていたこのアスカがめちゃくちゃ可愛かった。
中の壁紙が可愛かった。
ミュージアムの物販でヒロアカのフィギュアなどチェックしながら出て、鯖サンドを食べた。
長浜市は鯖が有名らしく、街角で焼き鯖の匂いがしてて、かなり食べたくなっていたから嬉しかった。
余呉へ行く電車の時間が迫っていたけど一瞬だけ琵琶湖にもログインしておきたい!の思いで、長浜駅から早歩きして長浜城をチラ見しつつ湖まで行った。
穏やかな水場で良い雰囲気だった。
道路の端に黒ずんだ雪が残ってるくらいだった長浜駅周辺とは打って変わって、そこから電車で20分の余呉周辺はしっかりと雪景色だった。
実はこの旅の1週間ほど前に、どうしても雪景色が見たくなって大好きな貴船神社に行っていたんだけど、
やんわりと人の出入りがある場とはまた違う、静謐な雰囲気のある雪景色で大変に味わい深かった。
人気のなさ、夕暮れ、湖畔、とは言え春先なので、柔らかい新雪ではなく溶けるのを待つばかりのざらっとした固まりみたいな雪が空気をなお一層冷やしていて、ひとつひとつに雪の旅をしていると言う実感があって、大変に良いロケーションだった。
旅館の窓からも雪が見えた。
この時たまたま占星術殺人事件を読んでいるタイミングだったため、雪の深さにちょっと脳内で重なるところがあってそれもまた良しだった。
そして、、、、飲食に突入、、、、、
旅の目的でもある、美食のターンに突入します。
実はこのブログ、生活が忙しすぎて、長浜市のケーキ屋に行ったあたりまでは旅の後にすぐ書いてたけど、それ以降は2ヶ月ほど経ってから写真を見つつ思い出し書きをしています。
だからけっこう細かいところを忘れている。美味しかったしか書けない気がする。
そんなわけで料理に合わせて出してもらったこの七本槍が、すごく美味しかった。
最初に出てきたこれがすごく美味しかった。
右上の魚の皮が美味しくて、袋にいっぱい入れて売って欲しかった。
そしてこの器、余呉湖の形をしているとのことでなんとも素敵だった。
とにかくどんどん美食が出てくる。そしてお酒を変えたけど、もはや名前の格好よさで決めている。
そして、熊。
熊を食べました…熊を食べた…。
うかうかしていると脂が溶けるとのことで、
こんな感じで白ねぎと一緒に熱い出汁にくぐらせて、食べる。
私はこの熊肉、生っぽく食べたらどうなるんだろうと言う興味が湧いて、ほんの一瞬だけくぐらせてまだ赤いかも、くらいの熊肉を食べてみたんだけど、脂の存在感がすごかった。次からは大人しく出汁にしっかりくぐらせて食べた。
そして名産でもある鮒寿司。伝統食らしい、歴史を感じる味だった。厳かな味すぎて、お茶碗一杯食べるのは難しいかも知れない。そういう存在だった。
胃の限界が来ており、終盤は酒で満腹感を麻痺させながら食べた。でも本当に全てが美味しかった。熊鍋を麺で締めてくれたものと、炊き込みご飯とお漬物。このタイミングで食べるお漬物、神だった。
そしてこの炊き込みご飯、なんと翌日チェックアウトの時、おにぎりにして持たせてくれた。素敵すぎ……。
デザートも大変美味しかった。
ところでこの夜はアイドリッシュセブンサードビート第27話「引力」の放映日で、私は宿についてまずアイドリッシュセブンのチャンネルが映るかを確認し、夕食後、同行の友人に断りを入れて、めちゃ眠の中で占星術殺人事件を読みながら23時半になるのを待ち、音量を絞りながらリアタイしました。
アニメがはじまるまで本を読んで待つなんてそんな、贅沢な時間があって良いのか……と思った。
アイナナは最高でした。
そして翌朝、美の朝日が……。
そして、感動の朝食が………。
こんなに美しい朝食、人生で何回も食べられるものじゃない……と大変感動した。ちっちゃい干物の魚、美味しかった。
食後のコーヒーを持ってテラスへ。暖かい時期なら、朝食も外で食べたりできるらしい。
陽気の中、美食の宿を後にしました。本当に良い時間、場所、そして味わう喜びに満ちた美食の旅だった。
梅田まで帰ってきてシティベーカリーでクロワッサンサンドを食べた。これも美味しかった。